――これは、パンによるパンのための「闘争」の記録。
パン史上、最も不毛で高カロリーな「仁義なき戦い」が幕を開ける!
我々が何気なく口にしている朝食、パン。
その一口の裏には、小麦粉たちの壮絶なドラマが隠されていた!
第1報:「食」という名の特権性 ――コッペパンが叫ぶ、階級社会への怒り。
第2報:水分含有率の弁証法 ――生食パンが語る、焼かないという進化。
第3報:黄金の武装論 ――カレーパンが説く、自己犠牲と熱量。
第4報:格子状の楽園 ――メロンパンが導く、甘美なる宗教。
そして、極秘裏に入手された「第5の文書(最終章)」。
そこに記されていたのは、全ての対立を無に帰す、残酷なまでに純粋な真実だった。
大真面目な学術論文の文体で描かれるシュールな痛快ギャグ小説『小麦粉存在論』。
全5話一挙公開!




