短編小説

ヒューマンドラマ

短編小説『クリーニング店のタグに書いてあったこと3(完)』~時を超えて届いたエール~

引っ越しの荷造り中、父の古いスーツから出てきた変色したタグ。そこに書かれた「ポケット、確認しました」の文字が、家族の昔話を蘇らせる。名もなき店員さんの優しさが、十数年の時を超えて娘に届く、感動のシリーズ完結編。
ヒューマンドラマ

短編小説『クリーニング店のタグに書いてあったこと2』 ~ポケットの中の迷子~

夕暮れのクリーニング店。疲れた男性客のスーツのポケットから出てきたのは、片方だけの小さな子供の靴下でした。これは、あのスーツを受け取った、クリーニング店の女性店員の視点から描いた、もうひとつの心温まる物語。
ヒューマンドラマ

短編小説『クリーニング店のタグに書いてあったこと』

疲れた仕事帰り、クリーニング店から戻ってきたスーツのタグに書かれていた意外な言葉とは?読んだ後に少しだけ世界が優しく見える、日常の小さな奇跡を描いた心温まる物語。
コメディ

短編小説『北里柴三郎の功罪』

この顔は千円の価値ではない、もっと高いはずだ。北里柴三郎の圧倒的な眼力に気圧され、等価交換の幻想に悩む男『沖田』の物語。日常の些細な「新紙幣あるある」を、壮大なスケールの純文学風に綴るユーモア小説
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第10話(最終話)~僕自身の忘れ物~

他人の感情ばかりを拾い集めてきた相沢が、最後に見つけなければならなかったもの。それは温かくて痛みを伴う自分自身の「人間らしさ」だった。空っぽだった心に色が戻る瞬間を描く、涙と感動の第1シーズン最終回。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第9話 ~泣かない少年~

「泣くのは弱いことだから」そう言って唇を噛む少年が落としたのは、限界まで圧縮された「我慢」の石だった。かつての自分を少年に重ねる相沢。最終話直前、主人公の閉ざされた心も大きく揺れ動く、シリーズ屈指の重要回。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第8話 ~天国への不在通知~

「あの人はもう、どこにもいないから」遺失物として届いたのは、宛先不明で戻ってきた【不在通知】のスタンプが押された感情だった。行き場をなくした愛が「未練」という澱(おり)に変わる前に、相沢が下した静かな決断とは。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第7話 ~嘘つきの仮面~

「嘘も一千回つけば真実になる」自信を失った役者が探していたのは、中身のない極彩色の風船――「虚栄心」だった。空っぽであることを武器に変え、自分自身さえも演じきる男の美学。ネガティブな感情を生きる力に変える第7話。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第6話 ~引退した英雄のしっぽ~

引退して元気をなくした元盲導犬レオ。彼が駅に置き忘れていたのは、ハーネスと共に失った「使命感」と「無償の愛」だった。相沢の手袋にも温かい陽だまりのような感触を残す、シリーズで一番優しく、温かい感動回。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物』 第5話 ~捨てられた情熱の模型~

「部屋が片付いてよかった」妻にコレクションを捨てられた夫は、怒るどころか感情を失った人形のようになってしまった。相沢が保管していたのは、絶対零度の「絶望」。これを返せば、彼は元に戻るが、もう妻を許さないかもしれない――。