短編小説

現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物5 品川・三浦省吾編』第4話 ~肉料理:捕食者のロースト(Viande)~

美味すぎる料理に隠された違和感。リアムは店内の客が感情を抜かれた「抜け殻」であることに気づく。ついに本性を現した三浦は、理沙の純粋な善意を狙って襲いかかる!逃げ場のない密室で最悪の捕食が始まる。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物5 品川・三浦省吾編』第3話 ~魚料理:ボーナスのムニエル(Poisson)~

冬のボーナスで高級フレンチ『Le Miroir(ル・ミロワール)』を訪れた理沙とリアム。だが、出迎えた三浦の狙いは理沙がまとう「天然の善意」という極上の芳香だった。危険な捕食者が、何も知らない二人を密室のVIPルームへと誘い込む……。
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物5 品川・三浦省吾編』第2話 ~スープ:野心のポタージュ(Soup)~

大物議員が残した漆黒の「野心」を飲み込み、全能感に酔いしれる、レストラン『Le Miroir』総料理長 三浦省吾。より極上の食材(感情)を求める彼の標的となったのは、巣鴨の遺失物係・峰岸理沙だった。戦慄のフルコースに向けた仕込みが始まる!
現代ファンタジー

連載小説『感情の忘れ物5 品川・三浦省吾編』第1話 ~前菜:嫉妬のジュレ(Appetizer)~

連載小説『感情の忘れ物』第5シーズン開幕!高級フレンチの総料理長・三浦省吾は、客が置き忘れたハンカチに付着する紫色の「嫉妬」を味見してしまう。かつてない快感と超人的な活力を得た彼は、客のむき出しの感情を貪る狂気の美食家へと変貌していく。
ヒューマンドラマ

短編小説『日曜日のピアニスト』

休日の午後、隣の家から聞こえてくる不器用なピアノの練習音。何度も同じ箇所でつまずく「見えないピアニスト」を、いつしか心の中で応援するようになっていて…。ブルグミュラーの『アラベスク』を通して交わされる、壁越しの温かい交流を描いた短編小説。
童話・寓話

ことわざ童話『鴨が葱を背負って来る ~忍法!ネギ剣の術でござる~』の巻

「これはただのネギではないでござる。伝説の忍具、『ネギ丸』という名刀でござるよ!」。「鴨が葱を背負って来る」ということわざを文字通りに表現した癒やしの短編童話。伝説の名刀「ネギ丸」を背負う赤ちゃん忍者カモ吉のほっこりコメディ。
コメディ

短編小説『怪人・ウツボ男爵の誤算5(最終話) 』~帰還報告~

ボロボロの体と10cmの槍の柄を抱えて生還したウツボ男爵。彼を待っていたのは、反省ゼロの将軍からの「悪かったな、一応」という軽い謝罪と、全く同じ文言の次なる指令書だった。平場の中堅怪人の底知れぬ絶望と諦念を美しく描く感動の最終回。
コメディ

短編小説『怪人・ウツボ男爵の誤算4』~将軍の采配~

ウツボ男爵を死地に送った張本人・暗黒帝国の将軍。今日がヒーロー達の「合同ファン感謝祭」だと気づきつつも「ま、いっかー」と全てを放置し、ポテチ片手に『ギャバン』の録画を楽しむ。理不尽なダメ上司のリアルを重厚な文体で描く第4話。
コメディ

短編小説『怪人・ウツボ男爵の誤算3』~正義の地ならし~

起死回生の「巨大化」を図るウツボ男爵。しかし楽屋の外には、出番を待つ40体もの巨大ロボットが綺麗に整列していた。圧倒的な火力を前に、自ら極上のサンドバッグになる未来を悟り、静かに巨大化を諦める怪人の悲哀を描く第3話。
コメディ

短編小説『怪人・ウツボ男爵の誤算2』~正義の分配~

絶体絶命のウツボ男爵の前で、歴代ヒーローたちの醜い手柄争いが勃発。「Vシネの尺が欲しい」「おもちゃの売上が…」と大人の事情で揉める正義の戦士たちを前に、怪人はただ体育座りで涙を流す。特撮のお約束を覆す不条理コメディ第2話。